葬儀屋ギタリスト1人になる

さて、葬儀の人材として働き出して2年も立とうとする頃、事件が起きました。

「俺、今年で辞めるから!」

そんな感じで、男性スタッフが私だけになろうとしていたのです。

さて、これは困りました。

1人になってしまってはもう教わることも出来ませんし、きっと仕事も減っていくことでしょう。

当時の私は、車をぶつけたお茶屋さんに気に入られそこに派遣されていくか、経営陣に高学歴ばかりを採用し、現場効率を追い求めた葬儀社に派遣されていくのが主な仕事で、どちらも別に会社が変わろうが仕事は無くならない雰囲気だってので、いっそのこと別の会社に移ろうと思っていたのでした。

女性の群れの中に男1人だけというのは、男子たるもの憧れのシチュエーションではありますが、実際に自分がそうなると怖い。(元々女性が9割の会社でした)

すまない。中学生の頃の俺。ハーレムとはいかなかった。

現実は理想とは違うんだぜメーン。

そんなこんな考えている時に、新しく会社を作ろうとしているという方にお声がけ頂き給料も上がるというのでそこに所属することになりました。

日給が10000円を超えました。

ついに一日8000円男を卒業したのです。

日雇いライン工は時給800円とかで交通費も出なかったので、偉大な一歩です。

家賃だって楽々払えちゃう。(当時42000円共益費込み)

業務用スーパーで絶対に手が出なかった「国産鶏もも肉」にだってご褒美で手が出るようになりました。

休みは松屋で牛丼パーティーだってできます。

ということで、派遣会社を移った私は、移った先の会社でも今まで通り働くことになったのでした。

なんと今度はほぼほぼ男!同い年も3人います。

仕事も勉強できてとても良いです。仲間がいるというのは心強く、安心感があります。

そんな会社もいろんなことがあり、妻と出会ったりしましたが、それはまた。

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