【朗読】ある女の生涯 其のニ 島崎藤村

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島崎藤村作、ある女の生涯のパート2です。

ふと、昔行った精神科の閉鎖病棟を朧げに思い出しました。半分森に飲まれたような、ボロボロの病棟。
統合失調症で亡くなった方を迎えに行った時のことです。
ナースステーションのすぐ裏に一部屋、ベットの他には何もない鉄格子の部屋があって、ポツンとそこにいらっしゃった方。
入り口がかなり狭いクランクでストレッチャーが入らず、1人で硬直した大きい体を運び出すのに難儀した記憶があります。
何人か看護師さんが見送りに来てくれていたのですが、中には普段から暴言や暴力を振るわれたという方もいて、その方々は見送りには来ませんでした。

今回のこの話「ある女の生涯」の府中の「根岸病院」には行ったことないですが、似たようなところなのかなぁと思った次第です。

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